◆◆ けーばら写真日記 ◆◆
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トロッコ「しおかぜ号」走る!
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2006年 4月 29日(土)
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門司港駅から和布刈トンネルを経由して、田ノ浦に至る臨港鉄道(セメント列車)が運行を
休止してから約2年。わずか400mとはいえ、赤茶けたレールに磨きをかける時が訪れた。 門司港レトロフェスタの一環でGWの7日間限定運行。嘉麻市熊ケ畑地区の旧国鉄上山田線 (現在廃止)で年に一度開かれるトロッコフェスタで使用されている、トロッコを借りて運行する。 |
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(左写真)
今日は初日。運行前点検を受けるトロッコ列車。 (右写真)
初便の10時を前に徐々に客が集まりだした。
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運行区間南端の「門司港レトロ駅」。平安町踏切付近。 (右写真)
同駅。車止めと防護網がしてある。
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運行区間北端の「和布刈(めかり)駅」。海員会館踏切付近。 (右写真)
同駅。仮設のプラットホーム。
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(左写真) 和布刈駅。ホームから芝生へはスロープで下りる。(ちなみに門司港レトロ駅は階段である)
(右写真) 和布刈駅のすぐ北端にも車止めがあり、そのすぐ先には海員会館踏切(手前の木板)がある。 |
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(左写真) 運行前点検を終え、車輪止めの石を撤去している様子。列車は5両編成で、最後尾は軌道自転車。
(右写真) もちろん最前部は動力車なので、客車は差引3両である。 写真の客車は1号車の「インディー号」…。 |
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(左写真)
こちらは2号車の「ビッグ号」。その名の通り3両の中で一番大きい。客車側面には子供達の描いたイラスト付。
(右写真) 3号車は「ミニ号」。 小ぶりな客車だが、唯一屋根が付いている。 ちなみに3両とも貨車を改造したものという。 |
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(左写真)
さぁ、まずは乗ってみよう!門司港レトロ駅で乗車券を購入。片道100円。写真は乗車券と乗車整理券。
(右写真) ぞろぞろとホームに上がる初便の客達。 ここで緑色の乗車整理券が回収される。(あぁ欲しかった…) |
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(左写真)
客車に乗り込む。どの客車に乗るかは、乗車券購入時に係の人に決められてしまう。俺は2号車。
(右写真) 「ビィィィー!」と動力車の汽笛(クラクション?)が鳴り発車! コトン…コトトン…と和布刈駅を目指す。 |
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(左写真)
お孫さんと思われる子供の写メを撮るおばあちゃん。 (右写真)
走り始めて約1分半、終着駅が見えてきた。
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(左写真)
和布刈駅には次の乗車を待つ人たちがいた。 (右写真) そして、和布刈駅に到着。あっという間だった。
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(左写真)
そして折り返しの列車に客を乗せ…。 (右写真)
門司港レトロ駅に向かう。(南方へは軌道自転車が先頭になる)
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(左写真)
トロッコは約15分間隔で運行。 (右写真) 全区間、海側の遊歩道と並行に走る。時速は約10km/h。
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(左写真)
子供に負けないくらい、大人も多く乗っていた。 (右写真) 門司港レトロ駅に降り立った元気な子供達!
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赤茶けたレールに少しだけ磨かれた跡がついた。今後もっと、このレールが活用されることを願う。
(右写真) 和布刈駅のすぐ先にはトンネルが口を開ける。今回走らなかった区間だがいつかは走って欲しい。 |
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(左写真)
門司港レトロ駅の門司港駅寄りの様子。 (右写真) その先には閉鎖された貨物駅「外浜駅」がたたずむ。
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今回のトロッコ列車運行の企画はとても面白い試みだと思う。 ただ 惜しむらくは、トロッコの運行区間が400mと短いことだ。 関係者の話によると、これは 「踏切をまたがない区間で」という条件でそうなったという。 踏切を通過するためには、いろんな許可を取る必要があり、これが長距離運行のネックとなったらしい。 踏切の問題が解決したならば、レトロ中心部から和布刈方面への列車運行も可能だったと思われる。(和布刈トンネル通過についてはまた別問題らしいので除く)。 今後この踏切問題を解決して、さらに将来、トンネル通過の問題等も解決して、もっと大きなJRの本格的な客車を使用した、門司港レトロ中心部から和布刈プールへの観光列車運行が実現することを、俺は期待したい。 レトロ地区のみに集まりがちな観光客を、和布刈方面にも回遊させる手段として、トロッコ列車の運行はとても有効だと思う。ぜひ実現させて欲しい!そしてその実現のためにできることは俺も協力したいと思っている。 |
トロッコ「しおかぜ号」走る! (おわり)
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管理人 けーばら
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