第４６回大会ネタ 「スチームアイロン」（２/4）
　
　
前回の続きです。書き方も前回同様。m( _ _ )m
　（製作： 1995年7月〜9月）
　
　
　予選後、スタッフにアドバイスを受けたところの改造を進めた。
また、予選で失敗した「粉」は、龍角散（薬）を利用することになった。
この粉は良く舞ってくれた。 ただ値段が高いのがネック。

改造でわからない事は、東京の担当スタッフに、何度も電話して聞いた。
しかし、何といってもアイロン本体の作り替えが、一番ショックだった。

ビデオ提出期限の 「8月11日」をにらみながら、
作っては改造…作っては改造…　の日々が続いた。
　
　

　
'95年8月7日

　最終審査資料（写真・ビデオ）の提出期限 8月11日に間に合いそうもないので、期限の延長をしてもらった。これで 「8月14日必着」に延びたが、それ以上はムリとの事。 ホントはこれでも結構キビシイ。。。
　
　
　
'95年8月12日

　最終審査資料（写真・ビデオ）を送った。ビデオは３回ほど撮ったが、その度に高価な龍角散を使うのが惜しくて、安価な「シッカロール」（ベビーパウダー）を使用した。このシッカロールも結構舞った！ しかしおかげで喉の調子が悪くなってしまった。むせまくったし。
　
ハンカチをアイロン台に置く
アイロンがけ（横から撮影）
　
最終審査資料（写真）の一部
　
　
'95年8月15日

　ビデオを見た担当スタッフに電話。「蒸気、良くなったね」と言われた。良かった。 なお、8月20日の最終審査で「本選出場者」が決まるという。（ドキドキ…）
　
　
'95年8月21日　テレビ出演決まる！

　夜8時頃、「おめでとう！合格ですっ！」って、担当スタッフからの電話があった！思わず顔がゆるんでしまった。初のＴＶ出場 が決まった瞬間だ。　私は喜びを押さえながら、引き続き打ち合わせに入った。

　また、下のようなことも決まったという。
　
　
第４６回 欽ちゃんの全日本仮装大賞
合格チーム数 ４２組
私の順番 ５番目「スチームアイロン」
私の演技場所 舞台中央幕前

リハーサル日

１９９５年 ９月　９日（土）
本番は １９９５年 ９月１０日（日）
放映日時 １９９５年 ９月１６日（土）１９：００〜２時間
　
　
　
　あと、後楽園ホールで応援してくれる方がいれば入場整理券をくれるとのことで、2〜3日中に枚数を確認しておいて下さいとのこと。そして再び、セット改造の注文が入る。アイロン台の改造・洗濯物をハンカチからパンツに変更ほか・・・。　翌日から荷物発送前日の9月3日まではずっと、製作・練習の日々が続いた。 とくに自宅での練習は、粉を吹くと部屋中が粉だらけになり、後始末が大変だった。
　
　
　
'95年8月30日

　昼過ぎ、仕事の途中だったが、公衆電話で音楽担当のスタッフと効果音の打ち合わせ。
打ち合わせの結果、効果音は「アイロンの蒸気音」だけに決定。曲は無しとなった。
　
　
'95年8月31日

　打ち合わせの電話。スタッフと作家の2人が 9月3日に演技を見に来るという。自宅では狭いので、当日は門司港駅2Fの小ホールを借りることにした。門司港駅14:46着の列車で来るらしい。
　
　
'95年9月3日（日）　スタッフ下見の日

　姉と2人で、門司港駅にセットを運び込み準備完了。時間があったので、少し練習をした。そして約束の時間になり、門司港駅改札口で待っていた。 しかしスタッフは来なかった。 15時半頃、ようやくスタッフの姿を見つけた！ 2人は列車を乗り間違えて、関門トンネルをくぐって下関駅へ行ってしまったという。


　私たちは早速2Ｆに上がり、スタッフを前に演技を披露した。アドバイスを受けて、もう一度演技して終了。 さぁゆっくり雑談でもしようと思っていたのに、帰りの飛行機の時間が迫っているとかで、急ぎ足でタクシーに乗って北九州空港に行ってしまった。滞在時間は30分くらいだった。スタッフも大変だナ。


　下見の結果、また改造の注文が入った。演技をより良くするための改造だから仕方ない… とは思いつつも、荷物は明日発送とのこと。今夜中に改造しなければならない。果たして間に合うのか、と不安がつのる。


　駅の部屋の片付けには、粉の拭きとりを含め１時間以上かかった。この駅は「国の重要文化財」だから、特に綺麗にしとかなきゃ。　そして夕方帰宅後、さっそくセットの改造。　夜遅く、セットを梱包した。（約３時間かかった）。ふぅ・・・。　なお、速達で合格通知も届いていた。よぉーし！頑張るぞー！って気持ちになる。
　
　
スタッフＳ氏（中央）と放送作家Ｓ氏（右）
粉を吹くタイミングをアドバイス
　
「下見」指導の様子
　
　
　
'95年9月4日

　日通が来て集荷完了。
しかし、リハーサルまでの数日間も小道具の作り直しで、ゆっくりする間もなかった。　
　
　
　
'95年9月9日（土）　リハーサル当日

　早朝１人で出発。飛行機で東京へ行った。羽田空港にはスタッフが待っていて、他の出場者らとロケバス（？）で後楽園ホールへ向かった。受付を済ませて会場に入るとすでにたくさんの人が準備を進めていた。私もセットの組み立てに入ったが、時間がかかってしまい、私のリハーサルは夜遅くになってしまった。ともあれリハーサルは１回の演技で無事終了。スタッフからも「ＯＫ！」が出たので、バスでホテルまで送ってもらった後、すぐ部屋に入りベッドに力尽きた。　さぁ明日は本番だ！
　
　次回は一気に本選の話に入っていきます
　
つづく
　
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